新聞やフリーペーパーなどに挟まれる広告チラシを総称して『折込チラシ』と呼びます。
スーパーの特売情報や、不動産広告、新店舗開店のお知らせなど、チラシの内容はさまざまあり、読者にダイレクトにアピールできる効果的なマーケティング手法の一種です。
本記事では、折込チラシの導入を検討している企業の担当者へ向けて、折込チラシのおすすめのサイズやサイズ当たりの料金に着目して解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
折込チラシで使われるサイズ一覧
実は、折込チラシには指定のサイズはありません。
大きいチラシにしたいならA3サイズ、小さめのサイズにしたいならB5サイズなど、チラシを出稿する側がチラシのサイズを自由に設定できます。
しかし、だからといって「大きいほうがインパクトあるしA3サイズにしよう」などのようになんとなくの理由でサイズを選ぶのはNGです。
ユーザーのニーズに合わせたり、作成したチラシを効果的に使い切ることも意識して、適切なサイズを選びましょう。
この章では、チラシの配布方法に合わせたおすすめのサイズを紹介します。
新聞に挟む場合
まずは、新聞に挟む場合です。
新聞に挟むチラシを作成する場合は、B2 / B3 / B4 / A4 サイズなど、新聞の中に収まるサイズがベスト。
中でも、新聞折込チラシで一般的なサイズなのがB4サイズです。
新聞紙は基本的に1ページがB3サイズで作成されており、投函する際はそこからさらに半分に折るため、B3サイズの半分の大きさであるB4サイズが適しています。
B4サイズの新聞折込チラシは、新聞折込チラシの中でも9割以上を占めるとも言われているほどポピュラーなサイズです。
初めて新聞折込チラシを作成するという場合には、B4サイズから始めてみてはいかがでしょうか。
また、B4サイズのチラシを作れるほど載せられる情報がない場合や、B4サイズのレイアウトを考えるのが難しいと考える場合には、A4サイズの折込チラシを作成してみるとよいでしょう。
A4サイズの折込チラシもB4サイズの折込チラシ並みに人気があります。
A4サイズは資料やポスターなどで日常的に目にする機会が多いので、私たちにとって馴染みがあり、違和感なく受け入れられやすいサイズといえます。
ポスティングする場合
続いて、新聞への折込以外にも、ポスティングでも同じチラシを活用したいと考える場合です。
在庫やコスパの観点から、同じチラシをいろいろな配布方法で活用したいと考える方もいることでしょう。
たとえば、新聞折込とポスティングの両方を実行したい場合は、新聞折込でもポストへの投函でも収まるサイズであるA4 / A5 / B5 サイズなどがおすすめです。
ポスティングの場合は、ポストに入り切る必要があるので、新聞折込に適しているB4サイズなどの大きめのサイズをそのままポスティングへも活用するとなると、ポストへの投函時に半分に折る必要が出てきます。
投函時に手間がかかるとポスティングの効率も下がってしまうので、同じチラシでポスティングも実施しようと考える場合には、ポスティング時を考慮したサイズにするのがよいでしょう。
とくにA4サイズであれば、新聞折込チラシとしてもポピュラーなサイズかつ、ポスティングの際も折らずに投函できるため、新聞折込とポスティングを両方実施したい場合におすすめのサイズです。
手渡しする場合
続いて、新聞折込チラシを手渡し用としても活用したい場合です。
とくにスーパーなどでは、特売情報をまとめたチラシを新聞折込として配布しつつ、同じ内容のチラシを店頭にも置き、お客さんが自由に取れるようにしている場合もありますよね。
手渡しする場合、お客さんがどういうサイズであれば持ち帰りやすいか、どのサイズであれば手に取ってもらいやすいかを考慮する必要があります。
スーパーで買物をして重い荷物を抱えている人にとって、B4サイズの大きいチラシが置かれているよりも、A5サイズの小さくて折らずにレジ袋やエコバックに入れられるチラシが置かれていたほうが手に取りやすいですよね。
用途に合わせてチラシの大きさを作り直すのも一種の方法です。
しかし、それぞれのサイズで在庫を抱えてしまうリスクや、コストパフォーマンスの観点から、できれば1つのサイズでさまざまな場面で活用できるチラシが作りたいと考える場合もあるでしょう。
こうした場合は、チラシを出稿する媒体それぞれでの見やすさ・手に取りやすさを考慮する必要があります。
折込チラシの大きさが与える効果とは？
新聞折込チラシのサイズは企業側で自由に設定ができますが、サイズごとに読者が受ける印象は異なります。
この章では、新聞折込チラシのサイズが与える効果について解説していきます。
【定番】一般的なB4サイズ
まずは定番のB4サイズから。
新聞の片面よりと同じくらいのサイズなので折らずに折り込めるのが魅力です。
いろいろな情報を載せられます。
ビジュアルでインパクトを残したいならこれ！B2・B3サイズ
続いて、インパクト重視派におすすめなのがB2 / B3サイズです。
新聞の1ページと同じくらいの大きさなので多くの情報を載せられるのがポイントです。
写真なども大きく載せられるので、不動産系のチラシなどビジュアルを強く押し出したいときにピッタリでしょう。
サイズが大きい分、折加工が必須となるので、チラシを作成するときは折った状態でのレイアウトにも配慮する必要があります。
クーポン付き・チラシ持ち込みを狙うならB5サイズ
チラシにクーポンをつけたり、チラシを持ってきてくれたら割引、などのサービスを行いたい場合は、B5サイズがおすすめです。
小さいサイズであればカバンに入れたり、手に持ちやすいのでクーポンの利用なども促進されることでしょう。
ただし、チラシとしては小さめのサイズなので載せる情報は厳選して詰め込みすぎないように作成するのがポイントです。
今すぐ新聞折込を始めたいならA4サイズ
チラシ用のデザインやレイアウトを考える時間がない！なるべく早く新聞折込を始めたい！という場合には、A4サイズがおすすめです。
すでに社内にあるA4サイズの資料や文書を少し書き換えるだけで、すぐに入稿データとして活用できるからです。
A4サイズは折込チラシとしてもメジャーなサイズなので、急ごしらえのチラシだとしても違和感なく受け入れられることでしょう。
折込チラシのサイズあたりの料金
最後に、折込チラシのサイズあたりの制作料金について解説します。
一般的に、サイズが大きいほどチラシ１枚当たりの制作料金は高く、枚数が増えれば増えるほど１枚当たりの単価は安くなる、という仕組みです。
ここでは、神奈川県でのチラシ配布を例にとって平均的な単価を見てみましょう。
| サイズ | １枚当たりの単価 |
| B5 / A5 | 約4.125円 |
| B4 / A4 | 約4.195円 |
| B3 / A3 | 約5.79円 |
しかしこれらはあくまでも予測となり、また折込する新聞の媒体（例：朝日新聞、毎日新聞、など）によっても変動するので、参考程度に把握しておいてくださいね。
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